水引毬飾り大全をご覧くださり誠にありがとうございます。

水引毬飾りは、私miconoの水引創作活動スタートからずっと共に歩み大切に育んできた代表的アイテムです。始まりは地元の小さな美容室からの髪飾りとしてのご依頼で、試行錯誤を繰り返しながら micono Fiber art の定番商品となり、海を渡りパリでの販売も経て、製作は手が回らなくなりました。そんな中一方で、動画の活用により、これまで対面の個人レッスンでしか伝えられなかった複雑な毬の仕組みを、オンラインでもひろく届けられる環境が整ってきたのです。オンラインコミュニティ水引ライナーLabメンバーからのリクエストにも背中をおされ、まるくなる会を開いての伝承、展開図、動画とプレ公開を経て、実際のつまづきやすい点、わかりにくい点、ご意見などを考慮しながら、ついにここにまとめることができました。関わってくださった皆様には本当に感謝しております。

水引毬飾りは、基礎水引造形力を身につける為のポイントが一つの毬の中に集結している、優秀な基礎練メニューでもあります。あなた様にも手渡す準備ができましたので、どうぞ末長く、お役立てください。

それでは、水引毬飾りの世界を存分にお楽しみくださいませ!

このページの閲覧期限などは設けていません。PCが見やすいですが、スマートフォンでもホーム画面に追加するなどして携帯し、他の記事ともあわせてぜひご活用ください。情報量が多いので目次から各セクションへいくと便利です。

はじめる前に

三角構造と五角構造

水引毬飾りは、三角構造五角構造の二つの作り方があり、水引の使用本数や色の配置により大きさや表情の変化がつけられます。標準的な仕上がりサイズは三角構造がピンポン球、五角構造はテニスボール大くらい。水引の約90cmという限られた長さの中で作れる大きさ・結び方に設計しており、五角構造15本ではかなりキチキチです。よってこれ以上の大きさにするのは難しいですが、細水引などを使って直径2cm位まで小さくはすることができます。(参考:細水引の使用動画

三角構造はあわじ結びを12回、五角構造はなんと35回!…作るので、慣れないと水引の先端が傷んで使えなくなってしまい、最後の最後で水引の長さが足りなくなったりもします。ですので、取り組む毬は徐々に大きくしていくことをお勧めします。

準備するもの

道具

目打ち(滑りのいい棒でも代用可)
クラフトバサミ(刃先が細く短く先端に力を入れて切れるもの。毬飾り用は特に先端が細いものが良く、知りうる限り最細のハサミをご紹介。)
ピンセット(先が真っ直ぐなタイプが◎)
細い棒(直径1mm前後の針金やピンなど)
接着剤(速乾アクリアスティック)​

最初は毬を仕上げることよりもまず基本的な結び方の練習が必要になるかと思いますので、最低限水引と普通のハサミがあれば練習は始められます。道具は徐々に揃えていっても大丈夫です。

(オンライン水引結び講座から始める方はこちらも)
針金0.3mm(金属は問わず、私は真鍮とステンレス使ってます)
平ヤットコ(先端が幅広でスプリング無のもの、ペンチで代用可)
ニッパー(クラフトバサミでも切れますが、刃が痛むので金属用もあればなお良し)
・結び見本用の台紙(A4)

水引

なるべく癖が付いていない直線の水引(約90cm)
・三角構造6本 (60cmカット)
・三角構造9本 (75cmカット)
・五角構造10本 (90cm)
・五角構造15本 (90cm)

色合わせが楽しみの一つではありますが、水引は種類ごとに硬さなどがまちまちなので、最初は同じ種類の水引で練習する方が作りやすいです。産地ではまっすぐな水引を100本単位で購入できるので多めに購入しておくことをオススメします。

水引の様々な購入先は下記↓の記事にもまとめていますが正直迷うと思うので笑、まずは手っ取り早くamazonで最初の水引を購入したい方はこちら(水引産地直営店です)。絹巻き水引の100本入りを何色か買っておけば間違い無いです。

展開図ダウンロード

水引毬飾りは動画で解説しますが、展開図も手元にあると、部分的にさっと確認したりじっくり構造を理解したい時などに役立つので、PDFファイルをダウンロードの上プリント等してお使いください。

※展開図は、世界地図と同じように球体を平面に引き伸ばしたもので、中心から遠ざかる程あわじ結びの形が歪んでいます。
三角構造ダウンロード 五角構造ダウンロード

-基礎準備編-

水引毬飾りは三角構造も五角構造もあわじ結びを基本に構成されています。このあわじ結びにはの結び方があり、両方を使っていくので、まずはこの基本の結びに慣れておいてください。水引毬飾りに限らず、水引結びの基本中の基本です。(こちらは無料公開動画の為広告が入りますがご了承願います)

あわじ結び<表>

一般的に多く使われているのは表です。
動画と同じにいきなり5本どりで結ぶのは難しいので、1本どりから初めて3本どりまでできればOKです。

あわじ結び<裏>

裏の結びもできると、今後毬飾り以外の難しい結びにも役立ちます。

オンライン水引結び講座<基礎編>の活用

この動画だけではうまくできないという方、基礎からしっかり学びたい方は、水引の手の運びを理解できる丁寧な解説付のオンライン水引結び講座<基礎編>をご活用いただくとより上達につながります。すでに受講済みの方や必要ない方は飛ばしてください。

この講座で作成する全22種の結び見本は、後述の水引ライナー毬遣い認定の試験項目にもなっていますので、ビギナーさんや認定を目指す方はぜひやってみてください。少なくともあわじ結びのところまではやっておくといいです。

youtube版とブログ版があり、どちらも内容は同じです。

それではいよいよ、次から水引毬飾りの本解説に入ります。

-水引毬飾り編- 三角構造

6本での結び方

一段目 あわじ結び(表)

二段目 あわじ結び(裏)

三段目 あわじ結び(表) 赤道

四段目 あわじ結び(裏)

6本での閉じ方

エンディング (三角)

接着

カッティング

三角構造 9本 メイキング

三角構造 9本 通しのメイキング映像です。
解説はありませんが、画面右下に今どこを作っているのか表示しています。

-水引毬飾り編- 五角構造

★あわじ結びの表・裏の順番に注意
三角構造はわかりやすい表・裏・表・裏の順番でしたが、五角構造は裏・表・裏・表・裏・表・表と覚えにくいので、よく確認して進めましょう。

10本での結び方

一段目 あわじ結び(裏)

二段目 あわじ結び(表)

三段目 あわじ結び(裏)

四段目 あわじ結び(表) 赤道付近

五段目 あわじ結び(裏) 赤道付近

展開図は省略していますが三段目 あわじ結び(裏)の結び方と同じです

六段目 あわじ結び(表)

展開図は省略していますが四段目 あわじ結び(表)の結び方と同じです

七段目 あわじ結び(表)

10本での閉じ方

エンディング1 (星形)

エンディング2 (五角)

カッティング

五角構造15本 メイキング

五角構造 15本 通しのメイキング映像。スムーズにいかなかったり、ずっと調整してたり、集中しすぎて画面の外に出てしまったり…長くはなりますが、今の私のまだまだ完璧ではない姿をカットせずそのままお届けします。



お疲れ様でした!
水引毬飾りの動画はこれで全て終わりです。


おわりに


水引毬飾りは
やり直しがきかず、長さも限られた水引の
制限のある中でいかに美しく完結させるか』
ということに重きをおいて

5年に渡り改良を重ね
その仕組みについては行き着くところまで
ある程度これたと思っております。

しかし
球体という究極の安定した形を目指す故、
作る技術については私も皆様も
終わりのない探究です。

きっとその時その時の
あなたの状態を表すかのような
様々な形の毬ができてきます。

同じ毬を作っていても
段階的に違った気付きがあることでしょう。

どうぞ焦らず
長い目で、育むように
あなたと毬の進化を楽しんでいただけたら幸いです。

そして
目的や作るものは違えども
ひろく水引を扱う方々の糧となり
水引進化発展の一助となることを願って。

NEVEREND SPHERING…

取扱い注意事項

●正式名称「水引毬飾り」の漢字を正しく使う
水引ライナー毬遣い認定を受けるまでは私的利用に限る
●学び・伝承の場はまるくなる会Spheringオンライン内とする
●毬のエンディング部分作りかけの画像公開は控える
●毬の世界観を壊さぬよう投稿画像等の美意識にご配慮願います
●関連投稿をする際は正規の証としてタグ付推奨( #水引毬飾り #水引ライナー毬遣い #水引ライナーLab…等 )
当コンテンツのコピー、配布、第三者への情報提供を禁じます


水引毬飾りの進化伝承

ここからは、水引毬飾りを通して広がる世界へのご招待です☆*:.

水引ライナーLabってどんなところ?

冒頭でもお伝えしたように、元々水引毬飾りはオンラインコミュニティ水引ライナーLab内でのみ伝承していたものです。簡単には伝えることが難しい複雑さと、ある程度継続した練習がいる為です。
教科書を手に入れても、ちょっとした疑問や悩みが聞ける場、そして練習を継続するモチベーションを維持するための仲間の存在、というのは引き続きとても重要だと感じています。

水引毬飾り大全をご購入の方には、水引ライナーLab及びSpheringオンライングループへの参加権をお付けしていますので、ぜひご参加ください!(参加方法は次のセクションでご説明します)

水引ライナーLabのメンバー構成図

水引ライナーLab
Facebook非公開グループ上が主な活動の場ですが、月に一度程度は主に都内でオフラインの進化伝承の場(まるくなる会)も任意参加で行っています。メンバーには、趣味から水引を生業にされている方、海外の方になんと伝統工芸士さんまで!現時点で老若男女100名以上が在籍。動画とFacebookの活用でオンラインでも大半のことが学べるので、地方在住や小さいお子さんがいる方も多く、ラボでご近所さんを見つけた方もいるようです。私miconoからのサポートをはじめメンバー同士の情報交換も盛んで、水引が好きという想いでプロアマ垣根を越えフラットに繋がっている大変貴重なコミュニティです。メンバーの頭脳をかけ合わせ柔軟に水引を発展させていくことを目指し、私自身も1メンバーとして学ぶ姿勢で関わらせていただいています。面白い企画や、将来的には大きな制作物や企画展、量産体制を整え仕事も生み出せるような水引チームになれたらという野望も抱きながら、とにかくグループ内のディスカッションで色々決めていっており、決まり事はあまりありません。より良き方向へそれぞれが考え行動できるグループであれるように。

まるくなる会

講座というよりは部活みたいなイメージで、私だけでなく先輩に教わることもでき、かなりマニアックな話が飛び交う集まりです。次の人へ教えることで自分の理解もさらに深まりますし、その輪がずっと広がればと言う想いも込めての『まるくなる会』と言う名前です。
(参加費:通常3000円、毬遣いさん1000円、主催者さん0円)

◎Sphering
水引毬飾り自体と、この「まるくなる」ことで繋がっていくコミュニティを総称し、球体(sphere)+(ing)でSpheringと名付けた造語です。これもLab内での公募で選ばせていただきました♪

Spheringオンラインとは?

2020/4/4 追記
集会自粛の為、まるくなる会に代わるオンライングループSpheringオンラインを作りました。
上記水引ライナーLabは【水引毬飾り大全】利用者さま以外も在籍されてる為、毬のエンディング部分などシークレット情報は投稿しづらい点がありましたが、このSpheringオンライングループでは毬に関すること一切気にせず何でも投稿OKです♪

次のセクションで2つのグループへの参加手続きをどうぞ。

各グループへの参加方法

水引ライナーLab』『Spheringオンライン』共にFacebook非公開グループを利用していますので、 Facebookアカウントが必要となります。無料で利用できますので、アカウントがない方はまず登録をしてください。

下記リンクからそれぞれのグループを見つけてください
(Facebook上で検索しても見つけられます)

『水引ライナーLab』
https://www.facebook.com/groups/395876341056716/
『Spheringオンライン』
https://www.facebook.com/groups/595869141008884/

キーワードはどちらも共通で[ 毬 ]と入力

まり」という字の間違いが多いので正しく覚えていただきたくこのキーワードにしています。

グループルールに同意の上、参加リクエストを送信ください。

随時、承認させていただきます。

※一日以上承認されない場合はキーワードをよく確認グループルールに同意できているかご確認ください。

水引ライナー毬遣い認定

水引毬飾りの商用利用について

水引毬飾りの商用利用は、水引ライナー毬遣いとして認定を受けた方にのみ、許可しております。

水引ライナー毬遣い】認定を受けるとできる事

毬の販売ができます
●以下の条件で『まるくなる会』の開催ができます
・水引毬飾り大全で学んでいる水引ライナーLabメンバー対象
・募集と活動報告をFacebookグループ内でする
・参加費は共通で3000円
・参加者一人につき1000円をこちらで頂戴します
 活動後に下記口座へお振込をお願いします
(住信SBIネット銀行 ミカン支店(103) 普通/4351892 サトウ エミコ)

第三者にLab外で教えることは現時点では許可しておりません。
伝承の場はあくまで水引ライナーLabのFacebookグループ内とまるくなる会の中とします。

毬遣いになったなら
水引の扱い方の基礎と結びの基本、基礎造形力を総合的に身に付けないとなかなか美しい球体にはなりません。毬が綺麗に作れる方というのは、他の作品を作ってもその完成度はだいたい比例しています。
そんな毬遣いさん達には、仕事もご依頼できる機会があればと思っていますし、共に何かを世に生み出す仲間にもなれたら素敵ですね。また、私の毬の作り方をマスターした後は、どうぞ独自に進化させていってもらえたらと思います。

提出課題

(水引ライナー毬遣い001号さんの作品)

オンライン水引結び講座<基礎編>の結び見本 ※
②三角構造6本
③三角構造9本
④五角構造10本
⑤五角構造15本

以上の5点を提出してください。

※アトリエ判定を利用される方は①結び見本に限り、かさばる場合は完成品のコピーでもOK(現物を折り曲げて発送されると、作品を正しく判定できません)

★判定の基準
作品を見る目や自らの頭で考える力にも重きをおいているので、チェックポイントはあえて細かく作っていません。一言で言うと、違和感がなく気持ちよく見ていられる作品であるかどうかです。結び見本はそのまま額装するつもりで、毬もたくさんのお客さんの前に展示するつもりで制作するといいでしょう。少なくとも自分で納得のいっている作品でこれぞと言うものを、各課題1点のみ提出してください。

提出方法

私が開催するまるくなる会の中で、5つの課題の公開判定を行なっていますので、作品を持参の上ご参加ください。一度にまとめてでなく、できるものからでもいいです。(まるくなる会への参加募集は随時、水引ライナーLabのFacebookグループ内でアナウンスします)

どうしても来られない方に限りアトリエでの判定も行います。アトリエへ課題作品を送られる方は、水引ライナーLab内の過去投稿などで合格レベルをよく確認いただいてから送ってください。こちらは手数料として2000円を申し受けます。可能な限り、ご都合のつく時にまるくなる会に参加いただき、一度は実際にお会いできれば嬉しいです。

注意点
・送料は判定希望者さまのご負担となります
・作品返却希望の場合は、返送先住所記載の着払伝票も同封願います
・発送先はお申し込み後にメールでお知らせします。
・①結び見本に限り、かさばる場合は完成品のコピーでもOK(現物を折り曲げて発送されると、作品を正しく判定できません)

アトリエ判定 お申込

①オンライン水引結び講座<基礎編>用の結び見本サンプル&台紙ガイドのPDFデータをご利用になる方は、こちらよりダウンロードいただけます。
(必須ではありませんが、あると便利です。この結び見本と照らし合わせて合否を判定しています)

合否の発表

水引ライナー毬遣い認定の合否は、SpheringオンラインFacebookグループ内で、合否に関わらず結果と講評を発表します。(公開発表されたくない方は、予めお伝えください。でも、他の方の学びにもなるのでなるべくご了承いただきたいです)

合格者はInstagramでも随時、公開発表しています。(お名前を掲載したくない方は対応しますので、予めお伝えください)

特に商用利用を必要としていなくとも、一つの目標として、水引ライナー毬遣いにぜひ挑戦してみてください!

あなた様の挑戦、お待ちしています^^


Thank you for Sphering.