叶結びという水引の結び方は、「友情結び」とも呼ばれていることをご存じでしょうか。こちらでは、叶結びとは何か、名前の由来や叶結びの結び方、アレンジ方法をご紹介するとともに、どのようなシーンで叶結びという水引結びが使われるのかを見てみましょう。水引結びはマナーを守り、使い方を正しく知ることで、日常の様々なシーンで活躍します。
叶結び(かのうむすび)とは?なぜ願いが叶うといわれているのかを解説

叶結び(かのうむすび)とは、紐の端に輪を作って固定する結び方のことをいいます。船にゆわえるロープや人命救助用のロープなど、簡単にほどけてはいけないときに使われる結び方です。
結んだときにできる結び目が「口」の形に見え、裏側からは「十」の形に見えるため、合わせて「叶」という文字になることが由来だそうです。「叶う」という言葉は縁起がよいとされているため、叶結びは縁起のよい結び目だといわれています。多くの水引結びの中でも、人気の高い結び方といえるでしょう。
叶結びの結び方とは?覚えておきたい叶結びの方法をご紹介

叶結びは、上述のとおり簡単にはほどけない結び方の1つです。
叶結びは表面が「口」、裏面が「十」の文字に見えるように結ぶのがポイントです。一般的な手順は以下のとおりです。
- 紐を輪っか状にして、片方をS字にカーブさせます。
- S字になっている上のカーブに、もう片方の紐の先を下へくぐらせます。
- S字になっている下のカーブに、先ほど通した紐の先が上へいくように通します。
- ここまで通した紐の先を逆方向に向け、S字のカーブの下に通します。
- 紐の先端がS字の最初に戻ってきたら、今後はS字を乗り越えるように上を通します。
- S字の下のカーブ部分が輪になっているので紐の先端を通します。
- 結び目をしめながら形を整えたら完成です。
水引ライナーのオンライン水引結び講座では、多数のパターンを試した中から割り出した、水引において最も美しく本数が増えても結びやすい普遍的な結び方の手順を動画でご説明しております。ぜひ参考になさってください。
どこに紐を通せばよいのか戸惑ってしまうかもしれませんが、1度紐を通す場所を覚えてしまえば、1~2分で叶結びは完成します。ここから他の紐を連結させると、さらなるアレンジアイテムができるようになりますので、基本の結び方をぜひマスターしておきましょう。
水引で作ったり、細めのロープで作ったりするなど、素材の違いで完成した姿が大きく違うため、叶結びで何を作りたいかをよく考えてから、材料を集めてください。
例えば、後ほどご紹介する「お守り結び」で水引作品を作りたい場合には、柔らかい細いロープを使うと、かわいらしい印象になりますし、カラフルな色の紐を用意すれば、ポップな印象の水引作品ができあがります。水引ライナーのオンライン水引結び講座では、扱いの基礎から基本の結び方、簡単な作り方レシピ等などを、連続的に捉えられる動画やライブ配信で学ぶことができます。
国内外の多様な仲間と交流できるオンライングループもご用意しておりますので、仲間と相談しながら水引結びについて学びたい方も、ぜひご利用ください。
知っておきたい叶結びの豆知識をご紹介!「友情結び」といわれる所以
叶結びは、一度結ぶとなかなかほどけない結び方であるとともに、「叶」という字に見えることで、とても縁起がよいといわれています。この結び方は日本だけでなく、世界各地でも使われている結び方です。
そして、この縁起のよい叶結びは、別名「友情結び」とも呼ばれているのをご存知でしょうか。この結び目がまるで「手を取り合っているかのように見える」ことから、友情結びと呼ばれることもあるそうです。
また、叶結びはお守りの袋を結んだりすることからも、やはり縁起のよい結び方として知られています。親しい友人や家族のことを思いながら友情結びとして、叶結びを使ったお守り作りをしてみるのもよいかもしれません。
縁起のよい「お守り結び」とは?叶結びのアレンジ方法をご紹介
叶結びができるようになれば、「お守り結び」にもチャレンジできます。お守り結びとは、「二重叶結び」のことをいい、かわいらしい見た目の結び目のため、アクセサリーにするといったアレンジも人気です。ブレスレットやネックレスにするのはもちろん、着物の帯紐やイヤリング、インテリアアイテムとしてもおすすめです。
色違いの紐でお守り結びを作れば、友人へのちょっとしたプレゼントとしても活躍します。紐が少しの時間で、やわらかな風合いと和の雰囲気を感じさせる人気のアイテムに早変わりします。一度結ぶとなかなかほどけないお守り結びを、願掛けのアイテムとしてもぜひご活用ください。
お守りにも最適!叶結びの結び方をマスターしよう!
簡単にはほどけないようにする叶結びは、一見すると、とても難しいように思えるかもしれません。しかし、実際は子どもでもすぐにマスターできる結び方のため、ぜひ覚えておくとよいでしょう。
また、ご紹介したお守り結びも同じように覚えておくと、編み込んでアクセサリーを作るといったアレンジができます。ぜひ願いをかけながら、縁起のよい叶結びを使ったお守りを作ってみてはいかがでしょうか。水引ライナーでは、叶結びやお守り結びはもちろん、冠婚葬祭でよく使われる基本的な水引結び、様々なアレンジ方法を学ぶことができます。
水引結びについて学びたい方は、ぜひ水引ライナーのオンライン水引結び講座をご活用ください。
叶結びやお守り結びのアレンジ方法を学ぶなら水引ライナーへ
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