亀の子結び(カメノコムスビ)

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むすび百科事典-MUSUPEDIA-

水引ライナーLabが制作する水引に特化したむすび百科事典。

解説

亀の子結びのパターン

形が亀の甲羅に似ていることから亀の子結び。明治時代、組淡路(クミアワジ)と呼ばれた記録も残されている通り、2つのあわじ結びを組んだ形となっている。このあわじ結びがいくつ連なっているかで呼び名も変わる。

立体にしやすい亀の子結び

水引が交差する部分が多い事で立体的な形状を保ちやすいのが特徴で、花弁や葉、髪飾りやブレスレットなどのアクセサリーに利用できる。

結び方の基本パターン

あわじ結びが2つの基本形

亀の子結びの基本形。亀結び、亀甲結びとも呼ばれるが、一番メジャーな呼び名は亀の子結び。

亀の子結びの基本パターン

たくさんのパターンを試した中から割り出した、水引において最も美しく本数が増えても結びやすい普遍的な亀の子結びの手順がこちらです。


いきなり動画と同じ5本で結ぶのは難しいです。水引の基礎をしっかり身につけ2本くらいからの練習をオススメします。

あわじ結びが3つ以上の連続結び

あわじが3つ以上の亀の子結び

基本の亀の子結びからさらにあわじ結びを増やした連続亀の子結び。ダブル亀結び、亀亀結び、こま結び、亀の子結び変形などとも呼ばれる。

あわじが3つの亀の子結び

90cm5本どりで作れる最大サイズ。あわじ結びが3つ組まれた形で、結び終わりを繋げて針金留めしたもの。

あわじ結びを連続して組んでいく亀の子結び

90cm3本どり×2束を使い、抜き抱きあわじ結びから結び始めたもの。ブレスレットにできるくらいの長さになる。


水引の本数を少なくするほど、あわじ結びの数をたくさん増やす事ができます。

英表記

turtle-knot

海外での呼び名

コブギメドゥプ(韓国飾結び)

活用例

亀は長寿の象徴として古くから縁起が良いとされることから、結びのモチーフとして祝儀袋や結納品、正月飾りなどに用いられてきた。(結納品の飾りの中で純白の扇子「末広」の包みに亀の水引飾りをつける。)
水引の引き加減で平面にも立体にも仕上げる事ができるので、亀を作るだけでなく鶴の胴体部分や花びらなどのパーツとして水引細工の作品の中に幅広く使われている。

亀の子結びが使われている水引細工の鶴

詳しい解説動画

コミュニティでのライブ配信にて
・youtube亀の子結び動画削除の裏話
・最もやりやすいパターンに辿り着くまで
・結ぶ時のコツ・ポイント
・あわじ結びを3つ以上繋げる時の手順

等を実際に結びながら詳しく解説しています。

& 幻の削除動画も公開

動画はnoteでも公開しております。


Special thanks :水引ライナーLabメンバー