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むすび百科事典-MUSUPEDIA-
水引ライナーLabが制作する水引に特化したむすび百科事典。
解説
水引を折りたたみながら花の形を作っていく珍しい結び方。古くから水引の書物では花といえばほとんどが「梅の花」なので、前号までの「梅結び」の一種とも言えますが、応用範囲が広く様々な特徴の花を形作れる為、ひろく「花の結び」とする。
・「折りたたむ」花の結び(今号)
・「組む」花の結び(次号以降)
に分け、ちょっと特殊な水引の花の作り方をご紹介していく。
「折りたたむ」花の結びは、花弁がお互いに絡み合う前号までの梅結びと違い、花弁一枚一枚が独立している為、アレンジの自由度が極めて高いのが特徴である。花弁のアレンジパターンをそれぞれ解説していく。
基本形
水引5本を1本の帯状にピッタリ揃えて結ぶ基本形。この形は花弁が一番立体的に立ち上がる。水引が帯状に揃った状態でフラットにしたい場合は、③ずらすの要領で少し微調節が必要。
中心の五角の組み方は、左回り/右回り、入型/人型、卍/逆卍、と表現されるような2パターン確認していますが、結びやすさの点で左回り(入型/卍)が妥当と判断。組み方については叶結び(カノウムスビ)の記事が参考になります。
いきなり5本では難しいので、noteでの所作動画・解説ライブも参考にしながら少ない本数で、または水引バンド類での練習をオススメします。
アレンジパターン
ひねる
半分ひねって水引の内側外側を入れ替えた花弁。ひねると花弁は立ち上がらず自然にフラットになる。
ずらす
帯状に揃えたり、均等、徐々に隙間を狭めたり等、色々パターンが考えられます。
折る
ピンセットやペンチなどで折り目をつけるとさらに表現の幅が広がります。画像は①基本形に折り目をつけたもの。
(おまけ)即席梅結び
一見、追いかけの梅結び(参照:梅結びVol.3)のようだが、花弁からしべ部分まで一連なりで作るこれもかなり珍しい「折りたたむ」部類の結び方!実用ではあえてこの結びを使う理由が見つからないが、せっかくなのでオマケ。作り方は最後のライブ解説にて。
英表記
flower knot
plum flower knot
plum knot
plum blossom knot
詳しいライブ解説動画
コミュニティでのライブ配信にて
・折りたたむ作り方の最大の難点・注意点
・しごき方で花弁の形が変わる
・折る時の角度と、手の使い方の重要ポイント
・結びがゆるまない固定の仕方
・miconoの作品例紹介
・五角以外の角もできる?
・複数色を使って結ぶ時の色の反転
・クラフト(水引)バンドではできない花弁のパターン
等を実際に結びながら詳しく解説しています。
収録版をnoteでも公開しております。(バックナンバーのご購入も可能です)
Special thanks :水引ライナーLabメンバー